2022年10月25日

 久しぶりに自分が育った家に戻ると、親の愛情を受けていた頃の安心感がよみがえってきます。自由に過ごした時間は親の保護のもとにいたからこそのもので、人生の中で自分を支えてくれるものだったんだと気が付きます。何度も読んだ本、使い古した辞書、アルバム、なんの価値があるのかわからない物心ついたころからある置物。自分が頑張ってきたことを証明してくれているように思うのですが…。

 自分が頑張ってきてことを証明してくれるのは、「今の自分」。

 親の元を離れて、世間で教わったことも有難く感じており、これから自分がどう生きたいかを最優先で考えています。

 ところで今の家、私に必要なスペースは「起きて半畳寝て一畳」と思いながら、車を止めるところと、バイクを入れておくところと、お菓子造りの道具をしまうところと、たまに来る大勢の子供家族が来るからテーブルや大き目お鍋に食器も数がいるし、ピアノもまだ使うし、エアコンが苦手だから扇風機も2個いるし、大量のアルバムは捨てられないし…。身の回りの物が捨てられないのは、私の欲ではなく、私がまだ周りの人に必要とされているからなんだと悟り、ちょっぴりいい気分になった一日でした。

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